■ 最後まで絶対に諦めない
私たちセキ技研の原点は、顧客から相談される困難な案件に挑戦し続ける姿勢にあります。
最後まで絶対に諦めない。生産技術パートナーとして、必ず開発機を立ち上げる。
ひたむきに生産設備と向き合い続けてきた結果、メーカー各社から開発機の立ち上がりの良さを認められるようになりました。
そして、いつしか「難しい案件はセキ技研に頼もう」と言ってもらえるようになり、実績機は30年で800機種を超えるに至りました。
■ ハードウェアの進化に終わりなし
ビジネス観点から見れば、難しい開発機ばかり請け負う事業の収益性は良いとは言えません。
しかし、現在もこうしてお客様から必要とされ、弊社が社会に存在していられる一番の理由は何でしょうか。
それは、電子デバイス、自動車、電池といったハードウェアの進化に終わりがない限り、生産技術上の課題解決も終わりがないからです。
その課題に「挑戦し続ける存在」を今も社会は必要としている。だからこそ、私たちは存在しているのだと考えます。
そんな私たちが手掛けてきた要素技術の一部を紹介いたします。
■オリジナル・マシンのカギを握る要素技術
私たちセキ技研は、電子部品分野(コネクタ、コンデンサ、インダクタ)はもとより、自動車部品、医療品、日用品分野においても
業界トップクラスの精度とスピードを達成。要素技術を様々な分野に展開しています。
■揃える 事例1
↑Click ワークを収納用トレーに整列させ、極細ワイヤーを等ピッチに揃えるなど、微細な間隔・長短を正確に管理します。
■組む
2つ以上の部品を正確に設計図通りに組み立てる技術は、圧入・カシメ・ネジ締め等の高い水準がその基本に。
■測る
事例1
事例2
寸法検査・幾何公差検査・画像検査・電気特性検査等、精密機械技術と情報処理技術の融合で、高い精度を実現。
■接着する 事例1
接着剤による接着・溶着・溶接・ハンダ付け・テーピング等、機械の目的・機能に合わせた方法を幅広く選択可能。
■塗る
樹脂塗布・ハンダ塗布・接着剤塗布等、広汎なニーズについて高い精度を確立。精密さとスピードを両立します。
■巻く
巻線・フィルム基板の巻取り・極細線の撚り・ヒータの配線等、正確な位置決めと適正なテンションで円滑に対応。
■切る
ミクロンレベル極細線の切断・フィルム基板の精密定幅切断・金属フープワークの切断において独自技術を達成。
■形造る 事例1
精密メカトロニクスにより、エンボステープ成型・パイプ整形・金属部品の曲げ等、自由自在で正確な形成力を達成。
この度、弊社にて開発した「電子部品の製造方法および電子部品の製造装置」について、特許を取得しました。
■特許番号:特許第7088581号
■特許登録日:令和4年6月13日
■発明の名称:電子部品の製造方法および電子部品の製造装置
■特許権者:セキ技研株式会社
この度の開発は、
・部品の高速搬送
・品質向上
・作業者の管理工数削減
・納期短縮
に寄与する内容となっています。
オーダーメイドの機械製作は、求められる機能と、要素技術の選択によって決定づけられます。
確実な位置決めと適正なテンションが求められる「巻く」機能、
スピードとコンパクトさが求められる「選ぶ」機能、
ミクロンレベルの正確さと高度な処理能力が求められる「切る」機能、
そして画像情報とメカトロニクスの正確な連携が求められる「測る」機能 等、
それぞれに高い要求が求められる要素技術を組み合わせることで、さらに高次の機能を実現する機械を、私たちは開発しています。
高度で確実な技術の積み重ねこそ、画期的な機械を生み出すことにつながるのです。
作業の最初から最後まで、徹底した確認と技術開発により、必ずお望みの成果を実現します。
日本の最先端企業との数多くのコラボレーションによって培われた、経験の蓄積と技術開発の能力こそ、
オーダーメイド機械を生み出す当社のエンジンであり、財産となっています。
開発の各工程においても、徹底した確認・打ち合わせを行い、コスト、スピード、コンパクトなど課題の解決に結実させています。
その一例として、3年間でその大きさが半分になった電子部品の製造にも対応した実績を有しています。
私たちは、即戦力となる理想の機械を創造します。