セキ技研株式会社

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2025年 年頭のご挨拶

2025.01.07




工場の自動省人化や業務効率化を通じて、もっと人にしかできない活動に取り組める未来を目指すセキ技研株式会社(代表取締役:関 将人)は、2025年の年頭にあたり謹んで新年のご挨拶を申し上げます。


 新年あけましておめでとうございます。昨年はサプライヤーやベンダー各社をはじめ、多くの方々のご支援とご協力をいただき、弊社にとって非常に重要な節目となる一年でした。この場を借りて、皆様に厚くお礼申し上げます。

 2024年は、自然災害や社会課題、経済環境の変化を強く実感する一年となりました。
 元日には能登半島沖地震が発生し、多くの方々が被災されました。夏には過去最多の猛暑日を記録するなど、気候変動の影響がますます顕著となりました。さらに、日本の出生数は推計値で過去最少の79万人を記録し、日本社会や経済の持続可能性に対する課題が改めて浮き彫りとなりました。経済面では、物価高と円安が続き、企業にとってコスト削減、人材確保と価値創造の両立が求められる厳しい状況に直面しました。

 一方、生産性向上の切り札として注目される生成AIは、動画生成や高度な推論技術の進化に加え、科学技術分野での革新をもたらし、AI研究に関連するノーベル賞受賞者も生まれました。しかしながら、製造業の現場や地方の中小企業では、AIやデジタル技術の活用が十分に進んでいるとは言い難い状況です。この課題を克服するためには、現場のニーズに応じた実践的なサポート体制が不可欠です。

 弊社では2024年5月に代表取締役が交代し、新たな体制のもと、変化の時代に向けた新しいスタートを切りました。これを契機に、日本のお家芸ともいえる精密機械技術の強みを活かしつつ、時代に応じた新たな付加価値の創造を追求していきます。また、私たちはものづくりにとどまらず、その先にいる人々が心豊かに過ごせる時間を増やすことによって、笑顔あふれる未来を追求していきます。
 すなわち、「生産の手段から進化の手段へ」というミッションのもと、人口減少社会においても、人々のより良い暮らしを支える企業として進化を続けてまいります。具体的には、人手不足の解消に向けた製品開発への取組み、健康経営、地域振興、デジタルトランスフォーメーション(DX)の促進などです。

 これからの中小企業には、限られた経営資源の中で新しい価値を創造することが求められるため、「競争から共創へ」の姿勢で向かっていく必要があります。弊社は、サプライヤーやスタートアップとも連携しながら、クライアント企業の生産性向上や課題解決に最大限に貢献できるよう精一杯努めてまいります。
 本年も皆様の変わらぬご支援・ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。ともに未来を切り開いていきましょう。